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第1回電撃ゲーム小説大賞金賞受賞作。電撃の原点ともいえる一冊。 文章は、このぐらい、読点が、多いのが、気になって、読みづらい。さすがにこんなにじゃないけど、少し無駄に多いかも。それと、文章力もいまいち。私なんかがそうなんですが、本を読む目的に「ことばの魅力」を求める方にはあまり向かないかも。淡々とストーリーが進んでいくので、噛み締める・感じ入る・繰る手を止めて読み返すようなところはないです。 そして、構成が素晴らしい。『タイム・リープ』のみりき(←なぜかラグナには通じる)はこの一点に詰まってます。例えるなら、自身が理解できるレベルにある数学の公式を解いていく気持ちよさ。『学校へいこう!』の二巻もこんなじゃなかったっけ。あっちは谷川節があふれて決壊するほどの回りくどさがあるけど。でもハルヒより好きだけど。閑話休題。 まぁ、作中で繰り返していたほどの整合性が取れていなかったり、矛盾があったりするのですが、そこはそれ、やはりパラドクスはあり得ない故にパラドクスであることの反語と受け止めたのですが、これは曲解しすぎかな。 あとは、ラベンダーの匂いと愛猫ピートにデロリアン噴きましてござる。構成をじゃんじゃか読み進めさえすればよいので、遅読派の私でも二時間で上下巻を読み終わりました。オヌヌヌ度は中の上な一冊です。
by sakuragi_takashi
| 2007-12-25 20:04
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