中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも…。 (紹介文より) 学校へ行けなくなった女の子が、「魔女」である祖母のもとでスローライフを送って、静かな時間を過ごすお話。評判が高いのでひょいと手にとってみました。 スローライフな生活というのは、ことばにしてしまうとそっけない。晴耕雨読。田舎暮らし。刺激のない日々。梨木香歩は「西の魔女」にこう語らせる。 朝、起きるでしょう。まだ暗い季節もあれば、今ごろのようにもう太陽が登っていて十分明るい季節もあります。空気はとても冴えざえとしていて、新しい一日が始まったんだな、と思います。お湯を沸かして、お茶の準備をします。そして庭に出て、草木の様子を楽しみます。時には思いもかけなかった植物が、もくもくとした土の間から芽を出していたり、つぼみがふくらんでいたり、新しい緑の葉がつやつやとして朝露を抱いているのを見つけたりします。庭は毎日変化します。そして仕事をします。私はそういう毎日のほかにどんなことも望みません。 うん、綺麗な言葉だ。 私もそう。そういう毎日が得られるのなら、欲しいものなんて何もない。そう思わせたのはやっぱり橋本紡先生の作品、ひかりをすくうなのだけれど(笑) 吉良サマ風に言うと「『激しい「喜び』はいらない…そのかわり深い『絶望』もない…『植物の心』のような人生を…そんな『平穏な生活』こそわたしの目標だったのに……」みたいな。(死亡フラグ) 深い知識を持つ、すなわち「魔女」である祖母との緩やかだけど、修行の日々。そんなどこか夢物語の中から、あるきっかけで主人公まいは一気に現実へと引きずり出される。この変化は見事、やられた、って感じでした。 私は作品の捉え方がまったく別方向からだったので、帯の煽りのような事態にはなりませんでしたが、併録の最後、まいが「にやりと」笑ったのには、こちらもニヤリとさせられざるを得なかったw こういう本も、やっぱりいいもんですね。 #
by sakuragi_takashi
| 2008-01-07 20:40
トップ絵更新。花穂誕間に合った! これから出実家の準備をせねばなりませんので、イラストのコメントやらなんやらは後日。花穂、誕生日おめでとー!
#
by sakuragi_takashi
| 2008-01-06 19:01
◆あけおめことよろ! ぎりぎり元日更新ゲト。
一年の計は元旦にありました。今年も一年、PC前で寝落ち→朝シャワーを数多く迎えることになるでしょう。実家で入る風呂が冷たいことほどモッタイナイこたぁないですな! #
by sakuragi_takashi
| 2008-01-01 23:40
◆
◆せっかくの年の瀬、暮れの友人ラッシュも凌ぎきり、そして更新するネタもないことですし(えー)、ひとつネト充らしくBallon d`or的十大ニュースでもやってみますか。 もちろん一年なんてものは終わりに差し掛かれば最初の方なんて幼馴染のヒロインとの記憶のように知らず知らず忘却の彼方へ追いやられてしまうもの。「あれ、それって今年だったんだ」って思うこと、結構ありますよね。 こういう時、サイト持ちってのはなかなか便利。サイトの過去ログを読み返してみると、自身で付けるリアル日記ほどの鮮明さではないにせよ、やっぱりその時その時何があったのかってのがそこここに滲み出しているものです。今もサイドバーをちまちまタブで開きながらこの記事を書いてます、……そういえば、ぷにる=タブブラウザに切り替えたのも今年だもんなぁ。こんな感じで、ウチのサイトにかかわる、ちょっとしたことやちょっとしてないことを振り返っていこうかな、と。 そんでは、さっそく。 1.亞里亞ゲームプレイレポートの完成 当サイトのメインコンテンツの一つであるゲームプレイレポート。(初めて知った) その一人目である亞里亞編がやっとこさっとこ終わりました。当初の予定では、妹誕祝いはイラストとこのレポを毎月交互にやっていくつもりでしたので、恐ろしいほどのスローペースといえるでしょう。何を他人事のように。 これは「リアル日記ほどの鮮明さではないにせよ、やっぱりその時その時何があったのかってのがそこここに滲み出している」部分になりますが、妹の誕生日に、あまりこだわりすぎて疲れちゃわないようにするのも大事かなーとかおいしい昼ご飯を食べた後の天気のいい昼下がりなんかにはぼんやり考えることもあります。「やらなきゃ」では長続きしないし(これは一番こわいこと)、でもそれじゃあ攻められないってこともよくわかるし。もちろんウチみたいな新参者は、妹の誕生日、来年はしっかり祝っていきたいと思います。今年の咲耶の釣り記事みたいに、Re pureのレビューっぽいのもいいかな。 2.まだまだ書けるリードレポート RRが、というより、読んだ本の数が少ない! 私がこのサイトを持った理由の一つが「読書日記を付けよう」なので、「サイトを更新する時間が増えたから読めない」という言い訳はしたくない。来年の目標は年間……100~150冊は読みたいなぁ。よし、もうここに書いちゃったんだし、来年の今ごろ、Bookがズラッとなっているようにしよう。個人的にライトノベル宣言はBallon d`orの中で指折りの記事のつもりなので(w、こういう記事ももう何本か書けたらいいなぁ。 ちなみに、ウチで「リードレポート」という表記を好んで用いているのは、小説などは批評するわけでもないから「書評」はイヤだし、論評というほどでもないから「レビュー」でもないし。SEOで考えればレビューとかにしておいた方がいいんでしょうけど、この辺はなんとなくこだわってますw 「感想」ぐらいがちょうどよさげでしっくりくるかんじ。あとは田中さんの影響かな。 3.イラスト、少しは上達の兆し? が見受けられるかなぁ? 私は受けている人数の少ない講義中とかでもなければ、ほとんど絵は書いていません。ですので、ここでお見せしているイラストが、ほぼ私の一年の成長記録そのままです。 シスプリというジャンルは母数が巨大なだけあって、神絵師も数多く。そんな中で、トーシロもいいところの私には未だ「色」というものが見えず。シスプリサイトとしてのBallon d`or、そのどれも貧弱だったり中途半端だったりする構成要素の一つであるイラストは重要な位置を占めていると思いますが、なにぶん数が少ないかなー。これも要向上課題。 でも、これは「絵とか描いてみたいな」と思っている方に、ぜひとも申し上げておきたいことなのですが、私がサイトを始めて最初に書いた見返り可憐と最新の可憐 ドクロちゃんコス、見比べてみてください。 ぶっちゃけ、見返り可憐なんか、マジで「見ちゃらめぇぇぇぇ」級の出来ですが、一年でこれだけの「少しは上達の兆し?」が見られます。こと私の場合は、「数を書く」ことより「一枚に時間をかける」ことを重視した一年だったとも取れるかなー。 絵、描いてみませんか? あなたのイラストを見てみたい! 4.Webラジオ文化の浸透 アパートの中で掃除したり洗濯したり、雑事をこなしている時に片手間に聞けることもあり、今年はとにかくWebラジオに目覚めた一年でした。特によく聞いていたのはドクロちゃんねる、えふメモとおまえにレインボー、みなみけのみなきけかな。……こうして並べてみると、「どれもダラダラ」という共通点が見えてきてしまった。それでなくとも、多くのWebラジオが人気を博したように感じました。 なんだか「やるやる詐欺」みたいになってきましたが、私がうぇぶらじをやってみたいってのはかなり本気です。来年の目標にしたっていいZE! ただ、一人喋りのキツさたるや! 誰か一緒にやってくれる人とかいないかなぁー……(ここを見ている方の顔をじっと見ながら) 5.電撃15年祭にてシスプリイベント開催、参加 詳しくは電撃15年祭で妹たちに会ってきましたレポを参照のこと。間違いなく、人生で最高クラスの思い出です。あとは、前後して蠢いているシスプリ関連の動きが本格化することをきぼん、 6.シスプリの後継企画? ベビプリ立ち上げ とか言ってたら始動したのが新企画BabyPrincess。過日申し上げたとおり、未だ当サイトがどうかかわろうとするのかを決めあぐねているのが現状ですが、前述のシスプリ周りの活発化がこのためだったとすると、なかなか、こう……ねぇ!? 7.オナニーへの意識変化 これ、ここに書いておくことか? まぁいいや。妹が十二人いれば千影がいるように、年のニュースが十個あればこんなのが一つくらいは(一緒にしないでください) 最近になって、ZIPZIP言うのやアダルトサイトを巡回するのをやめました。オナ禁の影響もあるかなー。自慰のための自慰はそっと足を止め、有効な時間の活用とergへの篤実真率な姿勢を表すことを識ったいったところだろうか――。(何この余韻) 8.アクセス数について 現在、PVが70~90前後、ユニークが50ほど。これほどの方が、今シスプリを求めていることにしあわせをおぼえる! ネットとリアルの行き着く先を大手ニュースサイト様にご紹介いただき、ニュースサイト砲やはてブも初体験。アクセス至上主義ではなく、シスプリ至上主義(なんだそれ)な当サイトですが、やっぱり多くの方に自身の記事を読んでいただけるのは嬉しいです。今見てくださる方はもちろん大事にしつつ、新しく知ってくださった方の中から、一人でも多く気に入ってくださる人がいればいいな。来年は新しい出会いも大事にしたい! 9.妹にラブレターを書きました 夏のシスプリ自由作文'07に応募させていただいた一本と、、×××で二本。あとがきにも書いたことなんですが、自身の中にあった不文律を破りました。書き終わって、しばらく経った今こうして振り返って思うことなんですが、SSだってイラストや考察と同じ、妹を語る一手段なんですよね。×××なんかは、どんな風に考察や雑惑を書き連ねるのよりも、私の中の衛を表現しきれたと思います。ただこの手段は、受け取る側によってその感受するモノが変わってくるので、そこのバランスが難しい。性分が活字じゃんきーなので、表裏一体の読むこと書くことの「書くこと」領域である物書きモード、来年はどうなるかなー。 10.先輩シスプリサイト様との絡み もう、これは感謝御礼申し上げることしきり。このような新参者を温かく迎え入れてくださり、あまつさえちょこちょこ構っていただいたら、ボク、ふぁっ、んんぅ、ひっ、だ、だめになっちゃうよぅっ!(やめなさい) 私はシスプリのファンであると同時に、同じくらい、ヘタするとそれ以上にシスプリサイトのファンでもあります。ですから、今年一年の幸せ度ったらありませんでした。Glaveさんには感謝してもし切れないものをいただいちゃうし。関係ないですが、最新更新のうさかれんには噴かされました。 来年も、新参から新入りぐらいにはレベルアップできるようシスプリサイト最前線でぁゃιぃ旗振りをしていきたいと思いますので、何卒、ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。 ◆総括。えーと、今年一年か……う~ん、ここに書くような総括といいますと、やはり、Ballon d`or飛躍の一年でありました。サイト始めて二年目だけど。( こんな感じで、いまいち迷走感の拭えない&垢抜けないサイトではありますが、「今、シスプリを好きで好きでたまらない」ということに関してだけは、胸を張って自信を持って、声を大にできます。 至らぬところは多いですが、来年もBallon d`or と桜木天を生暖かい視線で見守ってやってクダサイ! #
by sakuragi_takashi
| 2007-12-31 02:25
◆昨晩からぶらばんとひぐらし解の進行中。興奮したり萎えたり大変です。家人の目を逃れるには、もう生活時間帯を変えるしかないんですよ。クールになれ、桜木天
◆地元の友人の奇襲がひどい。桶狭間の急勾配を駆け下りる織田の精兵みたく23時を回ってから突然やってくるとか勘弁してもらいたいもんですな! 明日は別の友人のところに、 ウイイレ全国67位/11240人の実力を見せに行ってきます。またヲタきめぇって言われるなコリャ! ◆コミケ組の皆さま、お気を付けて行ってらっしゃいませ ・はるきげにあ さん お久しぶりです。コミケ……いやぁ、ホント、ヲタとして近いうちに一度は行かねばならないと思っているんですが、こないだ幕張に行ったばかりですし、年末は家内の私事が立て込むので、なかなか難しいところです。こと今回の冬コミは見るべきところが多いので、かなり悩みましたが……うーん、正直、今でもいまいち振り切れていないところが。というか、 >3日連続で出撃する予定です。リアル嫁の冷たい視線が・・・ 僕はその行為にッ! 敬意を表するッ! あ、可憐絵のコメントありがとうございます。どうにもみなさん、妹に対する被虐心と嗜虐心の狭間を行き交ふことに快楽を見出されてらっしゃっているようですが、よかった、私だけじゃないことを確認できてうれしい限りです。みんなそうなんだね!(著しい誤解があります) ・k16r さん まじめに回答されてしまってたじたじな私萌え。 それはともかく、k16rさんはかなりベビプリという新境地のパイオニアとして動き始めておられるなぁ。未だに立ち位置さえ決めあぐねて日和っている私とは大違いだ。 ◆またしても急襲。何が悲しゅうて、野郎二人で夜中に球転がしなぞしてこにゃあならんのか #
by sakuragi_takashi
| 2007-12-28 22:16
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